エレベーターメンテナンスは安定している仕事?業界の市場や各メーカーの特徴も併せて紹介

エレベーターメンテナンスは安定している仕事?業界の市場や各メーカーの特徴も併せて紹介

2021.12.20

エレベーター業界で働きたいと考えている方であれば、業界の将来性やエレベーター業界の市場については気になるところですよね。


エレベーター業界は安定しているのか?

エレベーター業界の市場はどうなっているのか?


今回はこんな疑問をお持ちの方のために、エレベーター業界の将来性や

市場について解説します!

各エレベーターメーカーの特徴も併せてご紹介しますので、ぜひ就職・転職先の

参考にしてみてください。


エレベーター業界の将来性

現在のビルは高層ビルが多くあります。

よって、1つのビルに設置するエレベーターが台数は昔は多くて20台ほどであったものが、今では50台ほどのエレベーターを設置する時代となっています。


高階層のエレベーターは決して簡単な工事ではないため、どうしても経験を積んでいるベテランが中心の仕事となります。

そのため、今から若手を採用し、エレベーターのメンテナンススタッフとして

育てたいと考える会社は多く存在します。


ビルが建ち続ける限り、エレベーターのメンテナンスの仕事がなくなることはありません。

また、今後更に進んでいく高齢化社会において、エレベーターはバリアフリーに

不可欠です。

介護・福祉施設でもさらなる需要の拡大が見込まれます。


ビルの建設数や高齢者の増加に伴い需要も高まるため、エレベーター業界の将来性は安定しているといえるでしょう。


エレベーター業界の世界市場シェア

もしエレベーター業界でグローバルに活躍したいと考えるならば、エレベーターの世界市場にも目を向けてみましょう。

2020年のエレベーター業界の世界市場シェアランキングは以下の通りです。


1位:オーチス・エレベータ(Otis Elevator Company)/アメリカ

2位:コネ(KONE)/フィンランド

3位:シンドラー(Schindler)/スイス

4位:ティッセンクルップ(ThyssenKrupp)/ドイツ

5位:日立製作所/日本

出典:https://deallab.info/elevator/


オーチスはユナイテッド・テクノロジーズ社から分社化後も1位をキープ。

日本製のエレベーターは非常に高性能で安全性も高いですが、世界で見るとやっと

5位に日立が入れているといった状況です。


海外の各エレベーターメーカーの特徴

①オーチス・エレベータ

オーチス・エレベータは、世界最大シェア№1のエレベーター製造会社です。

多国籍企業ユナイテッド・テクノロジーズの完全子会社であり、アメリカ合衆国のコネチカット州に本社を置いています。


創業者は、カゴ落下防止装置の発明者として知られるエリシャ・オーチス(Elisha Graves Otis)。

カゴ落下防止装置とは、エレベーターが動いている最中にロープが切れた場合、

かごが落ちないよう防ぐ安全装置のことです。

現在は、改良が重ねられ「非常止め装置」と呼ばれています。


この発明により、高層ビルに人が安心して乗れるエレベーター」が設置できるようになりました。

エリシャ・オーチスは、近代エレベーターの生みの親ともいえる人物なのです。


②コネ(KONE)

コネは、フィンランドのエスポー市にあるエレベーター製造会社です。


日本ではあまり聞かないかもしれませんが、アメリカやヨーロッパを中心に

数多くの実績を残しています。


③シンドラー

シンドラーは、スイスのルシェルン州にあるエレベーター製造会社です。


世界100カ国以上で展開しており、毎日10億人以上が利用しています。

しかし日本国内では、2006年に起きた事故により受注が激減しました。


2016年の日本オーチス・エレベータ株式会社への保守点検事業譲渡に伴い、

シンドラーは日本事業から完全撤退しました。


④ティッセンクルップ

ティッセンクルップは、ドイツのエッセンに本社を構える鉄鋼・工業製品メーカーです。

欧州市場でシェアトップのメーカーで、「クルップ社」と「ティッセン社」の2つの重工業が合併したことにより生まれました。


エレベーターやエスカレーター、動く歩道などを扱う「エレベーター部門」の他、自動車部品を製造する「コンポーネント部門」、産業用プラントの建設を行う

「インダストリアル・ソリューション」、ステンレスやプラスチックの製造を行う「マテリアル部門」、ヨーロッパ向けに鉄鋼事業を行う「鉄鋼」の5つのビジネス部門に分かれています。


エレベーター業界の日本市場シェア

2020年のエレベーター業界の日本市場シェアランキングは以下の通りです。


1位:日立製作所

2位:三菱電機

3位:フジテック

4位:東芝エレベーター

5位:三精テクノロジーズ

出典:http://marketss.blog.jp/archives87654.html


日立製作所は世界で見ても5位に入っているため、日本でも強いです。


日本の各エレベーターメーカーの特徴

ここでは日本のエレベーターメーカーの中から3つ、特徴をご紹介します。


①日立ビルシステム(日立製作所)

日立ビルシステムは、東京都千代田区に本社を置くエレベーターやエスカレーターの開発・製造・販売・メンテナンスなどを行っている会社です。

1956年、日立製作所からエレベーターの保守及び修理業務を継承しました。


日立ビルシステムは「技術」「人」「インフラ」の3つの柱を重視しています。

「技術」は最先端の機器による遠隔メンテナンス、「人」は熟練の専門技術を

持ったスタッフ、「インフラ」はデータを蓄積して解説・活用するための体制のことを表しています。


②三菱電機

三菱電機は、日本の大手総合電機メーカーです。

東京都千代田区に本社を構え、エレベーターだけでなく半導体・電子デバイス、

情報通信システム、家電用品など様々な事業を行っています。


エレベーターに関しては、国内に設置されているエレベーターの約1/3、およそ

20万台以上のエレベーターの保守・メンテナンスに対応しています。

サービス品質の高さが最大の魅力です。


③東芝エレベーター

東芝エレベーターは、東芝グループのエレベーター・エスカレーターの製造会社です。

本社は神奈川県川崎市幸区にあります。


東京都府中市の府中事業所に工場150m級の試験塔があり、府中事業者は

テレビドラマのロケ地にもなりました。


研究や開発からメンテナンス・保守、更に改修やリニューアルまでを一貫対応しているのが大きな特徴です。


まとめ

エレベーターの将来性、市場、各会社の特徴についてご紹介しました。


日本で設置されているエレベーターメーカーの名は、何となく聞いたことがあると思います。

しかし世界に目を向けると、聞いたことのないメーカーのシェアが高くなっていましたね。


エレベーター業界は、今後の需要も期待できます。

仕事にしたいと考えている方は、ぜひチャレンジしてみてください!