エレベーターは何階から必要なの?設置されていないと困ること・嬉しいこと5選

エレベーターは何階から必要なの?設置されていないと困ること・嬉しいこと5選

2022.01.20

「エレベーターって何階から必要なのだろう?」

「エレベーターがないとどんなメリットやデメリットがあるの?」

エレベーターについてこんな疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。


そこで今回は、エレベーターについて、設置義務や設置がないことで起きる

メリット・デメリットについて解説いたします。


この記事を読めば、エレベーターが必要な階数や、エレベーターがないことで

考えられるメリット・デメリットが分かりますよ。


エレベーターは何階から必要なのか?

①高さ31m以上

エレベーターは、建築基準法によって高さ31m以上の建物に設置するよう決められています。


【建築基準法三十四条二項】

高さ三十一メートルをこえる建築物(政令で定めるものを除く。)には、非常用の昇降機を設けなければならない。

引用:建築基準法 | e-Gov法令検索


例えばマンションを基準に考えると、3階という低さでもエレベーターがあったり、逆に6階なのにエレベーターがなかったりとさまざまですよね。

これは、エレベーターの設置基準が「階数」ではなく「高さ」にあるからなのです。


高さ31mとは、およそ7~10階に相当します。

6階以下のマンションはエレベーターを設置する義務がないということになりますが、それでも4階や5階ともなれば毎日の生活が大変に感じるでしょう。

そのため、例え31m以下であっても、マンションに住む人々の利便性を考えて

エレベーターを設置している場合も多くあります。


マンションの高さが低くてもエレベーターがあるのは、設置義務など関係なく

マンションに暮らす人々のことを考えてのことなのです。


②高齢者向け共同住宅の場合は3階以上

高齢者向けの共同住宅では、3階以上の建物であればエレベーターを設置しなくてはいけません。

「高齢者の居住の安定確保に関する法律」で決められています。


高齢者向けの共同住宅とは、主にサービス付き高齢者向け住宅などのことを

指します。

高齢者が安心して暮らせるようバリアフリー構造になっており、介護スタッフ

よる見守りや生活相談などの支援サービスが付いています。


エレベーターを設置するか否かは「建築基準法」と「各都道府県条例」で決まる

エレベーターを設置するかどうかは、ご紹介した「建築基準法」のほかに

「各都道府県条例」でも決まります。


各都道府県が「◯階以上の建築物には、エレベーターを設置すること」と定めていることもあるため、マンションを建設する前には建築基準法と併せて確認しているのです。


エレベーターがないとどんなメリット・デメリットがあるの?

エレベーターの設置に関して気になるのは、エレベーターの有無により発生するメリットやデメリットです。

一体どんなことが考えられるのでしょうか?


メリット1.コストが抑えられる

エレベーターがないと、エレベーターがある物件よりも購入時の価格が安い傾向にあります。

また、賃貸であれば家賃などが安く抑えられる点も大きなメリットです。

エレベーターのない物件はなかなか売れないため、比較的家賃を低く設定していることが多いのです。


他にも管理費や修繕積立金が安くなるなど、コスト面でのメリットが多くあります。


メリット2.運動になる

階段の上り下りは足腰が鍛えられます。

「若いうちは運動にもなるし苦にならない」と考えてエレベーターなしの物件を

選ぶ人は少なくありません。


また、今は特にリモートワークになったことで家から出る機会が減ったという方もいます。

リモートワークは通勤の時間がなくなるため、意識して運動する必要が出てきます。

エレベーターがなければ、階段の上り下りが適度な運動となるでしょう。


デメリット1.重い荷物を運びにくい

引っ越したばかりの頃は揃えなければならないものが多く、買う度に階段を登って運ぶ必要があります。

大きいものであれば送ることになりますが、多少のものであれば送料も考えて

持って帰ることが多いでしょう。

また、食料や日用品を買った帰りも大変です。


デメリット2.利便性が低い

通勤や通学、買い物のたびに階段を上り下りするとなると、少なからず体に負担がかかります。

また、小さい子供がいたり、自分が怪我をしていたりする場合は、上り下りに時間がかかってしまいます。

高齢者の方や障害を持っている方にも辛く感じるでしょう。

ベビーカーがあるとき、小さい子供や高齢者・障害を持っている方がいるとき、

たくさんの買い物をしたとき、通勤・通学のときなどに利便性の低さを感じてしまいます。


デメリット3.売却がしにくい・売却価格が低い

マンションの場合、将来売却するといった可能性も少なくありません。

しかし、エレベーターがない物件は、エレベーター付きよりも買い手がなかなか

決まらないこともあります。

決まったとしても、価格が思っていたより低いということもあるでしょう。


まとめ

エレベーターの設置基準やエレベーターがないことで考えられるメリット・

デメリットについてご紹介しました。


エレベーターの設置が階数ではなく「高さ」によって決まっていることは、意外に知らなかった方も多いのではないでしょうか。


エレベーターがないために考えられるメリットやデメリットが分かっていれば、

マンションを買う・借りるときの検討材料となるでしょう。